
今回はカサゴの唐揚げのつくり方を解説します。
カサゴの唐揚げのつくり方も色々ありますが、ここでは2通り紹介します。
- 姿で揚げてサクサク食べる方法
- 三枚におろし骨、身と別々に食べる方法
それぞれメリット、デメリットありますから、しっかりと読んで自分好みの方法を選択してくださいな。
動画も作成してるので良かったらご覧ください↓
カサゴの唐揚げの作り方
それでは早速作り方を解説します。
まず、それぞれのメリット・デメリットを知っておいてください。
姿で揚げるメリット・デメリット

写真は姿で揚げたカサゴの唐揚げです。ご覧の通り、まるでカサゴが泳いでいるかのような仕上がりですね。
姿で揚げるメリットは「映える」こと、そして調理が簡単なこと。
姿で揚げてしまうので三枚おろしや、頭を割る作業がありません。さらにSNS投稿でも映えます。めちゃくちゃ。
そんな姿揚げですがデメリットもあります。
それが食べにくいこと、料理時間が長くなること。
三枚におろして唐揚げにしたカサゴに対し、圧倒的に姿揚げは食べにくい。頭や骨が残ってるので、そりゃそうですね。
もちろん長時間揚げれば頭や骨までサクサクになりますが、長い時間(15分ほど)揚げる必要があります。※2度揚げも必要
しかも、骨まで食べられるよう長時間揚げるので身の水分は完全に抜けてふっくら感は皆無です。
ただし、あまり大きいもの(25㎝以上)は、三枚におろして揚げたほうがいいです。
三枚におろして揚げるメリット・デメリット

三枚におろして揚げるメリットは何より食べやすいこと。
姿で揚げたカサゴには頭やヒレ、骨もついてますが、三枚におろした唐揚げは骨がないので子供でもガンガン食べられます。
さらに姿揚げに比べて揚げ時間が短いので身にふっくら感が残ります。
逆にデメリットは調理がめんどくさいこと。
カサゴはどうしても大きなものは高価になりますし、釣ったとしても小さなものが多いですよね。
そんなカサゴを三枚におろすなんて大変….。これだけがデメリットですね。
では、どちらの揚げ方を選べばいいのか?
ズバリ!!魚体(カサゴの大きさ)で料理法を分けてしまいましょう。
15㎝未満のカサゴなら迷わず姿で揚げる、それ以上(20㎝以上)は三枚におろして揚げる。
15㎝~20㎝のカサゴはお好みで選択してください!これで行きましょ。
カサゴの姿揚げの作りかた
それでは姿揚げの作り方から解説します。
まずはカサゴの下処理から
まずは下処理です。
- 魚を水洗い
- ウロコを取り除く
- エラ内臓を取りのぞき水洗い
- 背中側に切り込みを入れる
- 頭を包丁の根元でたたく
まず調理する前にカサゴを水洗いし、あれば軍手を装着してください。カサゴはトゲが多いのでケガにつながる恐れがあるためです。
水洗いを終えたらウロコ取で大まかにウロコを落とします。魚体が小さいので包丁で落としてもOK。


ウロコ取で落とした後に↓の画像のようの包丁を使って残ったウロコを落としていきます。

自宅で魚を調理することが多い方はウロコ取、出刃包丁はそろえておきましょ。ちなみに出刃包丁は慣れないと管理が難しいので安いので十分。
ウロコ取は近所のホームセンターでも売ってる↓のようなものでOKです。
続いてエラ・内臓を取り除き、カサゴの背中側にだけ包丁を入れます。(背骨まで)※背骨=真ん中にある大きな骨
エラ・内臓の取り方は過去記事で「これでもか!」という位に詳しく解説してるので以下を参考に


カサゴの姿揚げを作るには火の通りを良くするために背中側に包丁をいれます。これは最後まで入れるのではなく背骨(大きな骨)まで。

写真のように上下とも包丁を入れておきます。これで中まで火が通りやすくなります。
ここまで完了したら出刃包丁の根元を使って頭をたたいておきます。※写真がありませんので三枚におろしたカサゴの頭をたたいてる画像↓

頭や骨などを包丁の根元で叩くことで火の通りがよくなります。イメージとしてはカサゴの頭に複数の傷をつけて火を通りやすくする感じ。
油の温度は最初は160度!最後に180度にあげて2度揚げ!
あとは揚げるだけですが、その前に軽く臭み抜きを。
カサゴに塩コショウ(塩だけでもOK)を振り10分ほどおいておきます。頭や口の中、腹、切り込みを入れた個所にも振ってくださいな。
10分たつと水分が出てきますから、しっかりと拭き取ります。この水分がドリップというやつです。魚の臭みですね。
水分を拭き取ったら片栗粉をつけます。こちらも塩コショウと同じで、エラ部分、ヒレ、切り込みを入れた背中、腹の中までつけます。


余分な片栗粉を落としたら、しっぽを握り頭だけ1分ほど先に揚げてから、カサゴを油に落としましょう。


大きさにより時間は違ってきますが、写真のカサゴ(15㎝)は↑の状態で5分、ひっくり返して3分くらい揚げてます。

背中、腹側と揚げ終えたら取り上げて、少し休ませてから180度で2度揚げです。

音も静かになりましたら取り上げてください。あとは好きな柑橘添えてもよし、そのまま食べてもよし!カサゴの姿揚げの完成です。

頭と骨は別々に揚げるカサゴの唐揚げ手順
続いて三枚におろして作るカサゴの唐揚げです。個人的にはこっちの方が食べやすくて好み。
下処理までの手順は同じです。
- カサゴを水洗い
- ウロコを落とす
- エラ、内臓を取り除く
- 血合いをきれいに落とす
ここまで完了したら、頭を落として三枚におろします。頭や骨は食べられるので取っておきましょう。


三枚におろしたら腹骨、血合い骨を取り除きます。(血合い骨は抜いたほうが食べやすくてgood)


ここまで完了したら、軽く塩コショウ(もしくは塩)を振って10分おいておきます。上述した臭み抜きです。

10分後に水分出てるので拭き取ってくださいね。では待ってる時間に頭の処理をしておきます。
まず頭を半分に割ります。


半分に割ってカマと頭を分けます。

ここから、頭もカマも包丁の根元を使ってたたいておきます。こうすることで火の通りが早くなります。


中骨はヒレを落として(落とさなくもOK)3等分くらいにしておきます。

そして、身と同じように塩を振って15分ほど置いておきます。あとは片栗粉をつけて揚げるだけ。


身の方は170度前後で普通に揚げればOK。はじめは皮を下にして揚げて、反対に返して静かになったら取り上げる。

頭や骨は2度揚げしたほうが食べやすい。160度くらいでじっくり揚げて休ませる。
その後、180度にあげて2度揚げ。これでサクッと仕上がります。

最初に塩を振ってるので、そのまま食べてもいいですし、好みで柑橘落としても美味なり。


姿揚げよりも手間はかかるけど、こっちの方が食べやすいのでおすすめです。
カサゴは↓のようにアマゾンでも販売されてるけど
近所にカサゴが釣れる場所があれば釣り行くこと推奨(笑)私も夫婦でやっすいサビキセット持って釣ってますw
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