少し前のはなしになりますが新聞折り込みにトライアルの求人が折り込まれてましたよね。
自分も何気にながめていたら、求人数はなんと、なんと!!160人!!
いやまぁ、オープニングスタッフも含めての求人でしょうから、落ち着いたら100人ほどになるのではと予想はしていますが。
働ける人材はへっていくのに、働ける場所は増えていってる状態なわけですが、これに関して何も考えてない会社が多すぎ。
壮絶な人材の奪い合いが始まる!
最近ではコンビニはもちろん、スーパー、ドラッグストア、外食産業にいたるまで求人を見かけるのが当たり前になってきた。
それだけ人材が不足しているということです。それなのに県外企業やコンビニの出店ラッシュは収まる気配はない。
自分が社会にでて仕事をはじめたころは「お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ」とかいう上司が普通にいたけど、いまやもう、
かわりに働く場所なんかいくらでもあるんだぞ!!
という状態である。お前ら強すぎ。
みなさまご存知の通り、全国的に生産年齢人口が減りまくっています。鹿屋市も例外ではありません。
少子高齢化により働ける人の数が減っているのです。探してみたところ今後の鹿屋市の生産年齢人口の推移をグラフ化しているサイトがありました↓
引用:日本の人口推移
このグラフは鹿屋市の生産年齢人口の推移をグラフ化したもの。
あくまでも予測で作成されているでしょうが、確定した2010年~2015年の減少を見るとわかるように、かなり大幅に減少しているのがわかります。
移民の受け入れや、かなりの数の移住者でもない限り、2020年の予想をみればわかるでしょうが今後も減りつづけます。
しかし、だ。
トライアル・コメリ・その他の企業の出店のウワサは絶えない。実際にウワサになっていたトライアルも出店してきた。
新規で出店するなら当たり前だけど人材が必要になる。だけど人材は少ないし、今でも仕事をしている人たちばかり。
では新規出店する企業はどうするか?
競合よりも好待遇で募集する。
となる。働いている人たちが転職したくなるインセンティブが必要だからね。
これにより激しい人材の奪い合いが始まるということですな。賃金のアップや労働環境の見直しが進んでいく。
働く側にとっては良いことでしょうがね。
新規のトライアルと競合を比較してみる
ではここで、暇人の自分が調べてみたのでトライアルと、競合となる会社の賃金を比較してみましょう。
会社名 | 時給 | その他の条件 |
トライアル | 780円 | 日祝日 時給100円UP 17時~22時 時給100円UP |
ニシムタ | 750円 | 土日祝は手当:時給15円UP |
タイヨー | 737円 | 土日祝は”1日”200円支給 |
マックスバリュ | 740円 | 土日祝の手当は確認した限りなし (18:00~22:00)+100円 |
中規模の競合が、あと数社ありますが、ここでは省きます。ちなみに中規模店も750円未満だった。
さて、一目瞭然となっていますが新規出店のトライアルが好条件となっているのが分かりますね。
新規で出店して人材を集めるのに何が必要か分かっていると思われます。賃金だけでなく、おそらく労働環境も整えてるはず。
人材が他所に流れるブラック企業は消滅する
今後は安い労働力に支えられてきた飲食店や、他業種が消滅していく可能性が高い。
人材にかかるコストを抑えて「低価格」を売りにしていた会社から人材が離れていくと予想しておきます。
ブラック企業経営者は基本的に昭和脳ですから、今でも人材の変わりはいくらでもいると思ってます。
なので賃金を上げるなんて決断はケツに火が付かないとできません。いや、ケツに火が付くどころか、体に燃え移らない限りは決断しません。
そうこうしているうちに、いつしか人材はいなくなり顧客に満足のいくサービスは提供できなくなる。
手数が足りないので会社は回るはずもなく、ゆっくりとではなく、急激に衰退していくと思われます。
ちなみに賃金をあげて人材を集めようにも、今まで安い労働力で「低価格」を売りにして差別化していただけなので、単純に会社の利益が激減する未来しかない。
今後は、しっかりと利益を確保しつつ、人材に適切に与えられる企業しか残って行かないでしょうな。
人材確保ができるか否かで未来が決まってしまう時代がそこまで来ているような気がします。それではこの辺で。
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