写真は全く関係ないけどサンマです。今年は大きいサイズのサンマが出回らなかったですな。
さて、早速本題に入りますが、本日とあるスーパーで店員さんと客のやり取りが耳に入りました。
「ねぇねぇ、検査にひっかかったカンパチがあったみたいね。ここのカンパチは大丈夫なの?」
いや、今ごろですか…。知らない人のために経緯を引用しようと思ってググりましたが、ニュース記事はほとんど消えてました。
唯一のこっていたのがみなと新聞の記事のみ。しかもリンク先は会員限定の記事になっているときたもんだ。
私は新聞で読んで知りましたが、かなり簡単に解説すると、
鹿屋漁協が加工したカンパチフィレーに基準値を超えるチアンベンダゾールが検出された。
ということ。ちなみにチアンベンダゾールというのは殺菌剤、防カビ剤だと思って頂ければいいと思います。日本では農薬にも使われていたはず。
みなと新聞の記事にも書かれている通り、通常は魚類には使用されないものが基準値を超えて検出されたので騒ぎになったわけであーる。
消費者としては当然のことだけど心配になる話ではある。だけど
鹿屋市内のスーパーのカンパチにはほとんど関係ない
いや、鹿屋市内だけに限らず大隅のスーパーには、ほとんど関係ない話のはず。
というのも記事の通りであるならば検出されたのは「カンパチフィレー」だからという理由。
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フィレーというのは魚を三枚におろした状態のこと。しかも原因として発表されたのが「吸水シートに付着していた」ことが原因らしい。
カンパチフィレー(三枚おろし)にして吸水シートを使っているのなら、真空状態にした県外送りのカンパチフィレーでほぼ間違いないでしょう。
もしかすると大隅でも使っている店舗があるのかな?そこは知っている人いたら情報プリーズ。
ちなみに、
私が知っている限りでは鹿屋漁協の真空のカンパチフィレーを使っているスーパーはありません。
鹿屋魚市場から仕入れている、垂水の桜勘を使っている、企業ブランドとして育てているところ、と様々ですが、鹿屋のカンパチフィレーを使っている企業をわたしは知りませんね。
つまりは、この件で大隅のカンパチの消費が落ちているのであれば、はっきり言って今回のことは大迷惑ってことになる。
普通に考えて地元の企業がわざわざ鹿屋漁協から真空のカンパチフィレーを仕入れるメリットはないし。
真空するのだって機械を動かして専用の真空袋を使うのでコストがかかる。こうなると当然だけど仕入れ原価が上がってしまう。
そもそも真空する理由は日持ちさせるためですしね。
結論として今まで通り消費してよし!
もし心配なら「ここのカンパチは鹿屋漁協の真空されたカンパチですか?」と聞いてみるといい。
カンパチは鹿屋だけではなく、垂水、根占、桜島でも養殖されているものです。しかも、どこのカンパチでも負けず劣らず美味しい。
鹿屋でカンパチが全て鹿屋漁協がフィレーにしたものだと思っているのなら大間違い。なので今まで通り消費しなされ。
県内では和牛が日本一というめでたいニュースもありました。
それが追い風となり肉の消費が伸びる一方で、魚の消費は厳しい状況だという話も多方面から聞いています。
最近まで話題となっていたアニサキス問題もそうですし、魚に関しては消費者が敏感になっているように感じます。
そこに、このニュースですからね。
しかも「原因は吸水シートにあった」と発表されていますが、どこのメーカーなのか、付着した原因は何だったのか、これらは消費者には届かないまま。
納得していない人も大勢いるはず。
「あぁー吸水シートが原因だったのかぁ。良かった良かった」ってなるんですかね?
全国に向けて「鹿屋カンパチ」はアピールされてますけど、漁協は消費者の不安はしっかりと払拭してた方がいいと思うのですが。
まぁ、ほとんどの人が興味ない話だとは思いますがね。話が逸れてなにが言いたいか分からない記事になりました。
まとめとして書いておくと
地元で販売されているカンパチは真空のフィレーではないので、騒ぎになったカンパチとは別物。つまり今まで通り消費してOK!
ってことですね。それではまた。
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