
お客からのブリに関する質問で良くある質問。
「血合いが変色しているけど食べることができますか?」
答えは「食べることができる」です。
ブリは他のさかなと比べて血合いの色変わりが早いですが、血合いに変色があっても腐ったり、傷んだりしているわけではありません。
もちろん常識の範囲内で保管していることが前提です。以下のような場合はNG。
- 消費期限が切れてから数日経っている
- 冷蔵保存するのを忘れていた
- 常温状態で数時間たっている
まぁ、当たり前ですよね。ただ、しっかり保管していても変色があると心配になること、あると思います。
この記事ではブリの変色について書いていきます。
ブリは変色がはやい魚です
ブリは鮮度がいい状態で切身や刺身にしても、冷蔵保存しているにも関わらず1日も経たずに変色が始まります。
例えば早朝に作ったブリの切身は夕方には変色していることも珍しくありません。ブリの血合いは変色するものなのです。
スーパーで見かけるブリの切身は、ほとんどが翌日までの消費期限で販売されていますが、消費期限内であっても変色してしまいます。
つまりブリの切身を購入し、しっかりと冷蔵保存していても、翌日には変色している可能性があります。でもそれは傷んでいるわけではありません。
保存状態がよく消費期限内であれば変色していても食べることができます。
ここがポイントブリは変色するのが当たり前なので、当日に使わないのであれば変色していると思っていてOK。
変色があっても消費期限内であれば食べても全然問題ありません。
こんな時は食べるのをやめよう

上述してきた通りブリは血合いが変色したからといって傷んでいるとは限りません。
しかし、もともと鮮度の悪いブリを販売するお店があるのも事実。もし、心配であれば下のことを確認してみて下さい。
- 酸っぱい臭いがしないか
- 表面にぬめりがあり、糸を引いたりしないか
- 変色した部分を包丁で削っても変色しているか
魚は食べられないほどに劣化すると異臭を放ちます。酸っぱいにおいがある場合は完全に傷んでいるのでNG。
さらに表面にヌルヌル感が出て、触ると糸を引くこともあります。このような状態になっていたら食べることは出来ません。
1と2の状態に当てはまらない場合は食べることができるはず。心配であれば3の「包丁で削る」を試してみて下さい。
変色部分を包丁で削る
魚の変色は空気に触れ酸化することで起こります。
つまり空気に触れていない部分は酸化が始まっていないので変色していません。
変色はち「血合い(赤い部分)」に起こりやすいので、変色している部分を包丁でそぎ落としてみましょう。
削って鮮やかな色になっていれば問題ありません。※もちろん購入してから数日間であればです。
ブリは変色していても食べることが可能

血合いの色が変色していても消費期限内であれば問題なく食べることができます。
酸化しているので劣化しているのは間違いないので、気になるのであれば変色部分を削って調理すると良いでしょう。
余談ですが養殖ブリより天然ぶりの方が変色が早いです。
それではブリの料理をお楽しみくださいませ。天然ぶりについては記事にしているので合わせてどうぞ。
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