写真を撮る前にかるくウロコを取ってしまいました。。。
写真の魚はブダイって魚なんですが、何かと話題の尽きない魚なんです。
というのも、ブダイの仲間で「アオブダイ」と呼ばれる魚がいるのですが、こやつは猛毒のパリトキシンとう毒素をもっています。
私の住んでいる鹿児島の隣県、宮崎県で死者も出ているので注意。呼び名は地域によって様々ですが、私の地元では「ハチ」なんて呼ばれてます。
宮崎県によると女性は1人暮らしで、今月16日にブダイ科とみられる魚の煮付けを食べ、翌日に体調不良を訴えて県立延岡病院で受診し、そのまま入院した。血液検査の結果、腎不全などの症状が見られたことから女性はパリトキシンによる食中毒と診断され、18日に死亡した。
猛毒のパリトキシンはブダイ科のアオブダイの肝臓に多く含まれていて、毒は水溶性で加熱処理をしても毒性は消えない。
冒頭のブダイは毒素はありませんので安心してください。毒素を持つアオブダイはググると画像が出てきますので、心配な方は検索してみることを勧めます。
で、話が逸れましたが、今日はブダイの刺身やその他の調理法について解説してみます。
ブダイの刺身について
ブダイを刺身にするなら悪いことは言わん、皮は取れ。
私はブダイの刺身は先入観から敬遠してたんですよね。
そんで、記事にしようと思い調理したのですが、これはいい機会だと思って実食してみました。通常は皮つきで刺身にする人が多いのですが皮を引いて刺身を食すことに。
ブダイの刺身が好きな人は「皮」を付けての、焼き切り(焼き霜造り)や湯引き(湯霜造り)にする方がほとんど。
なぜ皮を取ったのかというと、ブダイを皮つきで刺身にすると非常に「癖」が強いんです。
刺身と言えばカンパチやブリ、マグロやサーモン、イカなどの普通の刺身を想像している方は、とりあえず皮を取り除いての刺身をおすすめしておきます。
で、ブダイの皮を取った刺身を食べた感想
やっぱり癖が強くて個人的な感想としては嫌い。
ただ、ブダイの刺身が好きでたまらない!なんて人は少なくないので、一応チャレンジしてみると良いでしょう。皮をとった状態での刺身がいける人は、皮つきの刺身も食べてみるとgood。
とりあえずブダイの調理法も書いておきます。
ブダイの刺身のさばき方
ブダイを刺身にする手順
- アラを使うのならエラ、内臓を取り除く
- ウロコを落とす
- 三枚におろす
- 腹骨をとる
- 皮を焼く(お湯をかける)
- 中骨を取る
- 切る
といった手順になります。
ウロコを取る
まずはウロコを取ります。普通の魚と比較するとウロコが非常に大きい。
ウロコも唐揚げにすると美味しいと聞きますが、私見で述べると好みません。
親指の爪より大きなウロコ。で、内臓を取り除くと「肝」が入っていると思います。
好きな人は肝まで食べるらしい。私は食べません。
ブダイの頭ですが、家庭用の包丁では割れないかも知れません。
ブダイは非常に歯が固いんです。家庭用の包丁で頭を割るとボロボロになるので注意。
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頭を落として三枚におろす。そして腹骨を取り除く
アラを使うにしろ使わないにしろ、頭を落としますよね。
ここからは他の魚と手順は同じ。
腹の方から包丁をいれ、背の方にも入れます。
手順はイサキの刺身!梅雨時期が旬のイサキの捌き方解説しますで詳しく解説していますので、詳しくはリンク先を参照してください。
三枚におろしたら腹骨を取り除きます。
腹骨を取ったら中骨を取り除いて、湯引き、焼き切り、皮をとっての刺身、と興味のある手法を試せばいいですね。
さて、刺身について解説してきましたが、ブダイは加熱調理した方が美味しく食べることが出来ます。
あくまでも、癖のない刺身を好む人はですが。
ブダイを加熱調理する
ブダイは加熱調理すると非常に美味
刺身を食べた後にブダイを加熱調理してみました。
今回、私がした手順はいたって単純。お湯をわかして煮るだけ。三枚におろしてぶつ切りに。
その後フライパンでお湯をわかして茹でてみました。味付けは一切なしで食べる際はポン酢のみ。
感想としては
超うまい。
ブダイは加熱調理の方がおすすめですな。写真こそ撮りませんでしたが、唐揚げもためしてみました。
これも同じくうまい。ブダイは加熱調理がおすすめです!身質からして鍋なんかには最高なんじゃないかなぁ。
Amazonでブダイ関連の商品ないかなぁ、なんて探してたら釣り用品がヒット。
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コメント
初めまして
ブダイの煮るだけポン酢
めちゃうまかったです。
>けんきちさん
初めまして。コメントありがとうございます!
シンプルな食べ方ですが普通に美味しいですよね笑