
ツイッターで実験開始!なんてつぶやいていたものの正体がこれです。
今回記事にしたいのは「イカ墨」についてです。
あれは約10年前の事…私がまだ魚屋さんになって間もない頃の話。
魚屋になって間もない頃の話
魚屋になって間もないころ…上司がイカを調理している私に言いました。
「のんべえ君、スミイカ(甲イカ)の墨は25メートルプールが真っ黒くなる破壊力があるから気を付けて調理してね!」

はぁぁぁぁぁぁぁ!!!??スミイカの墨ってそんな破壊力あんの??ヤバッ
その25メートルプールが真っ黒になる説を信じて10数年…そしてついに検証の時がやって来ました!
ふと、その話を思い出た今日、なんと言う偶然だろうか「スミイカ」が入荷しました。
これは検証せずにはいられない。男に生まれたからには検証せずにはいられない。
よし!野郎共!検証するぜー!
というわけで発砲スチロールを準備しました。このスチロールの大きさは15リットル水が入る大きさです。

今回のスミイカは1.5キロの特大サイズ。これは期待できる。さぁ25メートルプールを真っ黒にする破壊力を見せてみよ!
墨袋もめちゃくちゃ巨大。

ご存じだと思いますがイカには種類がありまして、
他にも種類がありますが今回のスミイカは中でも最強の墨を持っています。
そして実験開始!最初に15リットルの水に対して、1.5Kのコウイカの墨を落とした結果

底はぜんぜん見えないほどに真っ黒になりました。ここまでは軽く予想していました。
次に準備したのが、25リットル入る発砲スチロール。
準備しましたが結果は以下の画像の通り


真っ黒すぎて笑ってしまうw
はい!真っ黒です!底なんてまるで見えません。
ここまでも完全に予想通りでした。次に準備したのは「90リットル」入る大きなバケツです。

これで少しは薄くなるだろう…。
と、思ってましたが考えが甘かった….底なんて全然見えねぇwイカ墨すげえ!

正直な話…ここまでとは予想していなかったので、これ以上大きな入れ物は準備していませんでした…。
しかし、しかしですよ!ここで諦めたら試合終了になってしまいますので、今回は少しだけ頭を使ってみました!
計算方法は正直自信が無いので、間違っていたら指摘して貰えるとありがたいです!
90リットルのバケツの水を、20リットル入る発砲に10リットル移しました。
そして、それにさらに10リットルの水を追加しました。

全然薄くなりません。ここまでで180リットルの水を使っている計算になります。(間違っていたらごめんなさい)
さらに10リットルの水を捨てまたもや10リットル水を追加しました。

ここで360リットルの水に対してコウイカの墨袋は1つ。まだまだ薄くはなりません。
さらに10リットルの水を捨て、10リットル追加!これで720リットルの水に対して墨は1

画像からは分からないかもしれませんが、少し薄くなってきました。
もう1手順繰り返します。


少し薄くなってきたぜ
私の計算が正しければ、ここまでの水の量は1440リットル。1.4トンで軽く底が見えてきました。
これまでの手順を2回繰り返すと…..


おお!飲めそうなくらい透明になってきたぜ!
ここまでの水の量は5.6トン。25メートルプールの水の量は….
25メートルプールにスミイカの墨を投入したら真っ黒になるのか?
さて、検証してみましょうか。
まず25メートルのプールの水の量は一般的に540トン。
そして今回の実験でスミイカの墨は5.6トンで薄まることが分かりました。
ということはスミイカの墨で25メートルプールは真っ黒にはならないことが確定しました。

あの野郎テキトーなこと言いやがって。
今回の実験で分かった事は、
1Kアップのコウイカの墨を薄めたいなら水を5トン以上は用意しろ!
ということになります。あほみたいな実験を最後まで見ていただいてありがとうございました。
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